【コラム】リーダーが分けた「骨なしの日本、昇竜の韓国」--大前研一 [04/30]

1 名前:ライトスタッフ◎φ ★ 投稿日:2010/04/30(金) 17:09:51 ID:???
■日本を圧倒した韓国パワーの源泉

銀3つ銅2つ、合計5つのメダルを獲得したバンクーバー冬季五輪の日本。前回のトリノ
大会(荒川静香の金メダル1つ)や前々回のソルトレーク大会(銀1、銅1)よりメダル数
こそ増えたものの、同じアジア勢である韓国や中国の活躍と比べると、日本の地盤沈下
ぶりを痛感させられる結果だった。

国別のメダル獲得数を見てみると、金メダルを一番多く獲得したのは地元カナダ(金14、
銀7、銅5)で、開催国の気合が結果に表れた。2位ドイツ、 3位アメリカ、ノルウェーは
常連のメダル大国。同じ大国でもロシアはメダルの数を大きく減らして前回4位から11位に
後退。メドベージェフ大統領の怒りを買って、ロシアオリンピック委員会の委員長は
クビになった。それでも金3、銀5、銅7でメダルの数は15。金なしのメダル5つで
「大健闘」の日本とは大違いである。

金メダル獲得数上位ベストテンには、ノルウェー、スウェーデン、オーストリア、
スイスなど人口1000万人以下の欧州の小国が並ぶ。その一角に食い込んで金メダル6個
(銀6、銅2で計14)で5位に躍進したのが韓国だ。

今の韓国は国家としてのバイオリズムが非常に高く、すべてがいい循環でまわっている。
1990年代後半にIMF(国際通貨基金)占領軍に大きくプライドを傷つけられた金大中政権が
IT化と国際化という明確な戦略を打ち出し、盧泰愚政権で一時期は混迷したが、12年後の
現在、IT化とグローバリゼーションをより強力に推し進める李明博政権の登場(2008年)
で花咲き始めた観がある。

発足当初の李明博政権はBSE問題で躓いて支持率が低迷した。しかし、国のバイオリズムが
好循環に入ってくると、李明博という企業経営者から転身した「経済大統領」の役割の
大きさを改めて感じる。金融危機に際しては陣頭指揮に立って危機の克服に努め、韓国
経済をスピード回復させた。韓国企業を世界に売り込むトップセールスにも熱心で、
先般、アラブ首長国連邦アブダビの原子炉建設プロジェクトでも、日本企業を出し抜いて
韓国の企業連合が受注した。

今や李明博政権の支持率は7割近くに達し、対抗馬になる政治家もいない。メダリスト
一人一人と握手する李大統領の姿は国民から好感を持って受け止められているのだ。

■傑出したリーダーが劇的に変えていく!

一人のリーダーの出現で国家がシェイプアップされる事例は少なくない。

英国病と揶揄され、あと200年は没落したままと言われたイギリスは、「鉄の女」サッチャー
の登場(79年)で劇的に生まれ変わった。今の強いアメリカの礎を築いたのはやはり
レーガン一人であり、70年代後半の(今の民主党政権のような大きな福祉政府を推進した)
カーター政権が続いていればアメリカの再生は大幅に遅れただろう。ゴルバチョフ一人で
ソ連共産主義を打ち倒し、プーチンは一人で新しいロシアをつくり上げたのだ。


ちなみに昨今、「鉄のお嬢さん」と呼ばれているのがドイツのアンゲラ・メルケル首相。
地元ドイツだけではなくヨーロッパ各国から希望の星として期待を集めている。サッチャー
とメルケルの共通点はともに物理学を専攻した科学者で、自由主義経済とスモールガバ
メント(小さな政府)を信奉する筋金入りの保守主義者であることだ。ヨーロッパの
未来は当面、メルケル抜きでは語れないだろう。

一人の傑出したリーダーを得ると組織が変わる――。こうした例はビジネスの世界では
枚挙に暇がない。たとえば、今韓国で強いといわれる企業は、すべて一人のリーダーの
存在で説明できる。

サムスン電子は副会長兼CEOの李潤雨氏。二代目会長の李健熙氏が中興の祖といわれて
いるが、技術開発や対外交渉における実質的な立役者は李潤雨氏である。LGは副会長兼
CEOの南𨉷氏。現代・起亜自動車グループなら会長の鄭夢九氏。

かつて松下電器(現パナソニック)の松下幸之助、ソニーの盛田昭夫、ホンダの本田
宗一郎や藤沢武夫らが登場してきた戦後〜高度成長期の時代、日本のバイオリズムは
高かった。それとまったく同じようなフェーズに今の韓国はきているのだ。そして
現代建設で国際的な入札競争の修羅場をかいくぐり、同社を韓国のトップ企業に押し
上げた伝説的な経営者の一人が李明博氏。その李氏が大統領として国家経営を牽引して
いるのが今の韓国の強みだ。

今の日本には組織を変える力を持った人材があらゆる分野でいない。

政治の世界では、すでに国民に見切られはじめた民主党、攻勢に出られないままメルト
ダウン状態を迎えている自民党、いずれにも日本を反転させるような人材は見当たらない。
「家業」として首相をやるハングリーさもリーダーシップもない人物が、ここ連続四人
登場している。自民党も民主党も関係ない。指導者がいない国。それが今の日本だ。

鳩山由紀夫首相が5月決着を宣言した沖縄・普天間基地の移設問題でも、辺野古以外の
移設先を探そうにも、学生のアイデアコンテストのような一夜漬けの代案しか出てこない。
訓練だけ県外に持っていくキャンプシュワブ移設案を国民新党が持ち出し、政府もその
方向で検討しているようだが、結局は抜け道のようなアイデアであって基地の県外移設
という本質的な問題解決には遠い。

■この国を壊滅的に低迷させた元凶とは

リーダーの役割とは、本質的な問題を解決することなのだ。サッチャーがイギリス病を
退治できたのは問題の本質部分を解決したからである。松下幸之助も本田宗一郎も本質論
で勝負して世界に冠たる企業を築き上げた。だから欧米は日本の企業を恐れたのだ。

ところが政治においては日本のリーダーたちは本質的な問題解決を先送りして回避し
続けてきた。先送りしても人口が増え、経済が成長した時代ならいい解決策が見つかる
かもしれない。しかし先細りの未来に先送りしても問題は決して解決しない。国債の
大量発行を続ければ当然リスクは高くなる。リーダー不在とは、本質的な問題解決が
できないまま放置されるということなのだ。国民もそれに対して全く危機感を持たない
「ぬるま湯」状態だ。

かつて「経済一流、政治三流」といわれた日本だが、その経済も今となっては財界に
日本の混迷を打ち破るようなリーダーは見つからない。


サムスンが20年までに40兆円企業を目指す壮大な計画を発表したというのに、ソニーから
聞こえてくるのはサムスンと直接競合する分野の商品開発はやめるとか、コストダウン
関連の情けない話ばかり。富士通では前社長の解任問題が泥沼の内紛に発展し、日立でも
短期間で社長が交代する異常事態だ。日本を代表するIT企業が社長一人まともに決められ
ない惨状、と言ってもいい。

世界に冠たる日本企業の最後の砦だったトヨタも、創業家への大政奉還で誕生した章男
社長がアメリカの公聴会で惨めな演説をすることになり、一連のリコール問題で組織が
揺れている。

大学やアカデミズムの世界でもリーダーに足る人材は少ない。かつては東北大学の金属
材料研究所や京都大学の基礎物理学研究所など世界トップレベルの研究拠点がいくつか
あった。唯一明るい話題は、iPS細胞(人工多能性幹細胞)で世界に先鞭をつけている
京都大学の山中伸弥教授ぐらいか。

今や全入時代に突入して、AO(アドミッションズ・オフィス)入試など、学生がろくに
受験勉強をしないまま大学に入ってくるようになった。高校の物理や数学をまともに
習得しないまま入学してくる学生が多いから、理工学部の授業で高校の物理や数学は
おろか、中学レベルの勉強をもう一度やり直している大学もあるという。貴重な4年間が
中学・高校の再教育の場と化した大学から、どれだけの人材が輩出されるのだろうか。

金大中以降、韓国ではTOEICの足きりが一流大学では800点になり、サムスンでは920点
取らないと課長になれない。そういう議論をすると「英語ばかりが能力じゃない」という
反論が返ってくるが、中学からやり直さなければならない人材が大学から出てくる時代に、
語学力以外のいかなるスキルや知識が武器になるのか。

日本の国家崩壊はすなわち「人材の崩壊」である。機会均等はいい。しかし、あまりにも
全員が同じ発想、同じ情報でモノを考えるから、どんぐりの背比べで傑出した人材が
出てこない。日本を混迷から救い出そうとすれば傑出したリーダーが必要なのだが、
今の日本の教育では傑出したリーダーが出てこない仕組みになっているのだ。大量生産
・品質重視の時代の人材育成方法を抜本的に変えなければ、リーダーは生まれてこない。
高校の授業料を無償化すれば、さらにやる気のない人々が税金で大量生産されるだけだ。

今の日本が一番やってはいけないのは、このまま低迷を許容することだ。しかし政治の
世界も産業界も学界もリーダーシップの取れる人材が圧倒的に不足している。かつては
リーダー不在でも「貿易立国」とか「高度成長」といった理念の下で官僚システムが
機能した。ところが鳩山政権の肝煎りで内閣官房に内閣人事局が設立されることになり、
局長以上の役人の人事権を政治が握ることになった。人事制度が壊れれば、国家運営の
屋台骨だった役人の粘りや勤勉性といった美徳も消え失せる。日本はさぞかし食べやすい
“骨なし国家”になることだろう。


◎ソース 雑誌『プレジデント』5/3号--大前研一の日本のカラクリ
http://president.jp.reuters.com/article/2010/04/19/D0F4D84C-4913-11DF-8A95-B51A3F99CD51.php



13 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2010/04/30(金) 17:21:08 ID:eUM3Na6N
また自虐強要自称グローバリスト(笑)か



17 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 17:23:48 id:GOkDPUvx
まあ正論だな



18 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2010/04/30(金) 17:24:00 id:Fa4VJWbV
鳩山と汚沢はもはや国賊だろ、マジで何にもしてないぞ
政権を獲ってここまで国政を麻痺させた奴は前代未聞だろ


19 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2010/04/30(金) 17:25:11 id:Zxclh1GH
>>18
こいつらの場合何もしない方がむしろ国益
社会主義者だし



21 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 17:28:20 ID:ixJ8O9mF
リーダーシップの取れる人材が出てきて変革を行おうとすれば
全力でたたきつぶして現状維持を図るのが保守的な今日の日本人だからな。

リーダーシップの取れる人材は日本でリーダーシップ発揮して活躍する
メリットが無い。


22 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2010/04/30(金) 17:28:52 ID:Zxclh1GH
大前は日本人は・・みたいな言葉遣いをよくするがそこは好きになれない



33 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2010/04/30(金) 17:37:18 ID:Zxclh1GH
このコラムの欠点はじゃあどうやってそういうリーダーを作るか
そういう優れたリーダーを受け入れる下地を作るか書いてないところだ


34 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2010/04/30(金) 17:38:13 ID:c4+/xXUU
一人のリーダーが、ガンガンと引っ張って体制が変わる時代かなー?

今の時代、吉田茂やら、田中角栄型のカリスマっぽい首相が現われて
それで動くもんだろうか。

社会は色んな問題抱えてて、ある程度の織りあいつけなきゃあかんのに。

リーダーシップよりも、「無駄を把握できる体制作り」の方が重要だと
思うんだが。その意味で、民主が特殊法人に手を突っ込んだのは評価し
てるんだ。してるんだけどなぁ……。やり方だよ。


37 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 17:41:20 id:sU7x6DNQ
>>33
というかこの手の話の場合、自分なりの解決策を提示しないと落第点だよなw
大学のレポートですら的外れになるとはいえ解答を出させるぞ?

>>34
これ読んでみると分かるけどリーダーシップの欠如が最大の問題で思考停止してるから
それ以上の問題を見て無いんでしょ


44 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 17:52:23 ID:T4nZtXQQ
>>37同意。
「じゃあ、てめえはどうするんだよ?」
という問いに全く答えられないのが大前。

もっというと、2000-2005年くらいには、
「一人のリーダーに左右される経営は時代遅れで、
 多数の視点が反映され、複合的かつ立体的に決断できる組織が大事になる」
とかホザいてたw
こいつ、痴呆なんじゃないかと。



50 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 18:01:35 ID:5dlqS17/
その国の空気、文化と世論は、その国の世代人口が一番多い層に引っ張られる。
日本は高度経済成長の頃は、若年層が一番多かった。だから若者のノリ、勢いが社会に
あった。今の日本は年寄りの国。基本的に過去を守ることが国体になってるから、成長は
止まる。 

今の日本は若者は暮らしにくいだろ。自分たちの本来の「ノリ」に合う国じゃないからな。


67 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 18:26:41 ID:/zVChDBu
>>50
老人が出来ない事はすべて規制、禁止しだしてるものな。

若者の良くも悪くも無軌道ぶりを発揮する事が事実上出来なくなってる。

社会制度も町並みもどんどん清廉になっていくけど、国はやせ衰えていく。
アジアの混沌を悪と決めつけて取り去ってみたら、無気力なアジア国家が
できあがりましたとさ。



92 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 19:22:30 id:UVRYdPmA
まるで違うだろ。

そもそも、戦後の日本は「国家なき社会」を目指していたのだから、
政治的リーダー云々以前の問題なんだよ。
旧ソ連と同じく、国家という幻想の超克という歴史的実験に失敗したんだよ。

韓国みたいな国家だ民族だと言いまくったところが国家間競争の時代に勝ったということ。


93 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 19:23:36 ID:/zVChDBu
少しは、日本に対する諫言くらい、謙虚に受け止めようぜ。

おまえに言われたくない!って言いたい気持ちもわからんでもないが、
今の日本の窮状みたら、聞く耳くらい持つべきなんじゃないのか?

二言目には「韓国や中国なんて実態は〜なんだから日本は大丈夫!」って、
もう10年負け続けてんだから、少しは自信喪失しろや


94 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 19:26:06 id:UVRYdPmA
>>93
日本の失敗は、そもそも時代が進むに連れて国家なんて消えるさ、企業が国家を
消していくという世界観、国家間をエリートが持ってしまったことだろう。

実際には国家は消えなかった、そしてエゲツない国家間競争が冷戦後に始まった時点で、
日本は完全にミスリードになった。
戦後の日本はマスメディアの「啓蒙」で動いてきた社会で、政治的リーダーなんて二の次だったんだよ。


98 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 19:31:44 ID:/zVChDBu
>>94
日本が富みすぎて、「カネ持ち喧嘩しない」みたいな友愛主義に国全体が染まった
事が大きいけどな。

何か揉めたらすぐに譲歩して利益を差し出す。 国内でも海外に対しても
そんな余裕がありすぎた。

いい人になりすぎたな 日本は。 


101 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 19:36:59 id:UVRYdPmA
>>98
戦後の日本を支配したのは、マルクス主義と、GHQの対日情報戦略のハイブリッドだからな。
国家は消えて、市場主義や市民の連帯と言った価値観が支配する世の中になるんだ、
ってのを骨の髄まで刷り込まれている人達が多いからね。
鳩山の「国家が解らない」は正直な話だと思うわ。

今になって国家間競争だ、韓国の国家戦略は素晴らしいとか言われても、
戦後日本の根本から考えなおさないと駄目でしょうね。



124 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 20:09:17 ID:huQ5V87s
大前の言っていることは正しい。
日本は問題解決を先送りするばかりで、今の閉塞を打破できていない。
江戸時代と同じく、政府や多くの組織で凡人がトップにいて欧米のように優秀な人がトップがいない。
大局と本質を見て判断するリーダがいない。
非効率が積み重なり、これから欧米や中韓との競争に負け転落していく。
希望のない社会、未来のない社会、不公正な社会、こんな国から将来どんどん人と金が逃げていく。


127 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 20:16:21 id:cIXKEFhT
>>124
ところがどっこい、韓国が国際競争で勝てば勝つほど
どういうわけか対日貿易赤字が拡大するんだなぁ。
日本企業はがっちり儲かる。不思議ですなぁ。w


131 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 20:21:13 ID:otxLhuwL
>>127
一昨年まではね
http://www.asahi.com/business/update/0104/TKY201001040236.html

中国も、韓国も、マザーマシンすら作り出しているんだよなぁ


133 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 20:24:46 id:UVRYdPmA
>>131
日本の優位性なんて、所詮は国家レベルでシステマティックにやれば、
その多くは壊せるものだからな。

国家レベルでの規模を持った闘いが出来るかどうかだよな。


129 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2010/04/30(金) 20:20:15 id:dZVGNzEg
>>124
日本は”競争社会”という戦争で、また過ちを犯している。
不適切な教育が長く続いて状況を打破できるような人を増やせていないのだから、
問題を先送りするしかない病んだ国家になるのは必然だろう。
さらに最近では、完全な”絶望”に当らないために、何ら希望を持たず「もういいよ」で開き直る
”負けた教”の信者が増えてきた。

やはり完全に”敗戦”するまで気付かない国民性なのか。


134 名前:124 投稿日:2010/04/30(金) 20:26:12 ID:huQ5V87s
>>129
そうだね、恐らく敗戦するまでは気付かない国民性と言えると思う。
一部の企業の力(戦術)で勝っても国としての戦略がなく、殻に閉じこもり
森を見ずに木を見ながら右往左往して没落しつつあるのが今の日本。


138 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 20:28:57 id:UVRYdPmA
>>134
そもそも、戦後日本は「国創り」じゃなく「国壊し」だった訳じゃんよ。

国家という幻想をどう壊すかだの、国家悪との闘いだの、散々マスメディアやら知識人が言いまくる社会だからな。
未だ地方自治がどうだとか言ってるのもその延長線上だし。
国家戦略がどうとか今更言われてもな、それをやるならば、戦後日本を丸ごと否定しなければ駄目だよね。


188 名前:名刺は切らしておりまして[???] 投稿日:2010/04/30(金) 22:13:06 id:fHaouT/E
>>138
それはお前の脳内だけの妄想国家感に過ぎない。基本は国民生活なのだから
詐欺師の利益=国家ではないよ。


190 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2010/04/30(金) 22:30:09 id:IP7HL0Ki
>>188
でも今の日本で国家主義者なんてどれほどマイルドでも存在出来ないよね
安倍が経済人を連れてインドに出かけてたことすら叩かれてた


315 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/05/01(土) 11:55:31 ID:UDxFpRBM
このスレではUVRYdPmAの発言が一番うなずけるな。

韓国や中国に学ばなければならないことは確かにあって、
それはナショナリズムの確立だろう。
でもそれに関してはマスコミを中心として絶対に学ぼうとしないよなw

戦後日本は政治的軍事的ナショナリズムがなくなったけど、
経済的ナショナリズムはあった。
80年代後半から90年代に入ってそれすらなくなった。
もちろんそこに近隣諸国にバカみたいに謝罪し続けたことが影響しているのは
言うまでもない。
そこから立て直さないと。
もう日本全国うつ病みたいな感じでどうしようもない。


324 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/05/01(土) 19:01:17 id:TnNlUNTd
>>315
日本のエリート、特に戦後社会を支配してきたマスメディアの中の人間は、
まさか21世紀がこのような激烈な「国家間競争」の時代になるとは考えてなかったのだろう。

彼らは本音では韓国や中国の様なやり方は「旧い」と見下していたはずだ。
そして、国家なんてそのうち無くなるのだから、軍備すら要らない世界になると。

全てが間違っていた、彼らの考えていたことは妄想に過ぎなかった、中韓が正しかったのは歴史が証明した。
でも、彼らが作り出した「国家なき社会」はこの国に置いて、未だ支配的だからね。

一端刷り込まれたイデオロギーは、エリートほど変えるのは難しい。



160 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 21:01:36 ID:cIXKEFhT
韓国経済が一見好調に見える裏側には

 月給88万ウォン(7万4千円くらい)でこき使われる正社員。
 バイトの平均時給は200円。
 サオジョン(沙悟浄=三五定:35歳で定年)、
 オユクド(五六島(釜山近辺の島の名前)=五六盗:56歳まで勤めるなんて泥棒だ!)
 などと言われる韓国人の悲惨な実態があるからです。

韓国人の死屍累々の上の偽りの繁栄をありがたがる大前のバカバカしい分析を真に受けると、
以前のユーロマンセー同然誠に恥ずかしいことになります。


168 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 21:19:20 ID:/zVChDBu
正直、韓国なんて格下を持ち上げた記事だから、
ネトウヨが「韓国よりマシィ〜」って言える隙があって、日本の国情を冷静に
みれなくなってしまうんだと思う。

韓国抜きにして、対中国、EU、アメリカと比べて日本を語るべき。

日本がダメになるときは、たぶん韓国も道連れだと思う。
少子高齢化も、韓国はほぼ日本と同じヤバさだし、内需の規模は最悪、さらに
停戦状態で有事のリスクもつきまとう。

韓国はいつまでたっても韓国だと思うけど、それに近いレベルに日本が落ちそうだって
話だよ。


172 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 21:22:16 ID:/zVChDBu
韓国よりマシだからなんだっての? だから正しい、日本は大丈夫って、
頭大丈夫か?って感じ。

大前はほんとに国を憂うなら、韓国は持ち出すな。 確かに一面みれば
日本よりマシな部分もあるだろうけど、やっぱり「隣の庭はよく見える」の域を出ていないよ。

問題は、日本がなぜ20年間成長出来なかったのか。 中国に抜かれているのか?
の分析だろ。

20年も成長してなきゃ、どんな愚鈍な国家にも追いつかれるわ。



195 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 22:56:06 id:bMAnFr1e
大前とか竹中はサッチャー礼賛してるけど、実際はサッチャーでイギリスが終了したわけだしw
サッチャーのせいで製造業は終了するし、生活保護が増えて小さな政府のはずなのに財政支出は増えた
って小泉・竹中後の日本そのまんまじゃん・・・・・


197 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 23:00:47 ID:CR+AOYmo
>>195
新自由主義オワタ


198 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2010/04/30(金) 23:02:13 ID:Zxclh1GH
>>195
エゲレスの悪いところと言うか日本もそうなんだけど
上流階級は相変わらず既得権益を握ったまんまなんだよね。
日本で言うと正社員。
そりゃ支出増えるよ。機会均等が果たされてようやく新自由主義は成り立つんだし


204 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2010/04/30(金) 23:12:58 id:mjGPcKlN
>>195
つうかサッチャーが出てこなきゃもっと前に終わってた。社会主義の蔓延は深刻だったろ
繁栄をもたらした時期が長く続いたことすら否定するんじゃ、何を見てるんだか
あのままやってりゃ製造業が残ったとでも?

とにかく鳩がイミョンバクよりも遙かに劣るのは否定できんな。こんなのがリーダーって
ほんと恥ずかしいわ


281 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 10:44:14 id:cfP9ymtE
サッチャーもレーガンも手放しでほめるようなやつじゃないのにな。
サッチャーとか最後に人頭税導入して大失敗。レーガンは財政赤字自体はかなり増やしてるし
プラザ合意で日本に円高押し付け、日本もなぜかアメリカの税制を後追いしてその後の長期低迷だもんな。
日本にとっては疫病神以外の何者でもないな。


282 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 10:48:38 id:XSaCy0by
>>281
だったら手放しで褒められるような先進国の指導者の名前でもあげてくれませんか


287 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 11:06:02 id:cfP9ymtE
>>282
米だとジョンソン、クリントン。特にクリントンは財政均衡はかりつつ経済成長させた手腕はかなり優秀。
日本だと池田勇人、高度成長のベースとなる税制を築いた。それ以降中曽根になる前の鈴木善幸までは、みんな
無難に首相を務めたんじゃないの。中曽根以降は日本は迷走してる。
これはあくまで経済面の手腕に対する評価。



257 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2010/05/01(土) 06:55:25 id:NHGN4k5A
増額分の日韓スワップ協定が終了する時期に合わせて
この記事がでてきたことを注目するべき。

日本の金融機関の皆さん、融資を引き揚げないでね。
業者の皆さんも取引を続けてね、と読むべきだろう。

こいつが持ち上げたということは頂点を過ぎたんだということ。
売り逃げたい人達の意向がピエロ大前を登場させる。

今まで、みんな大前に騙されてきたし
韓国側に立った大前の論表を目にするのは初めてじゃないはず。
いよいよ、危ないぞ。


320 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2010/05/01(土) 13:43:28 ID:3x+/lR2
>>257
なるほど
昨今の風潮をそう読めば納得がいくな



http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1272614991/l50